2016年8月28日日曜日

横浜 / 日比谷松本楼

■ 食べたもの
野菜カレー 1250円くらい

■ 感想

神奈川に研究所を置く食品メーカーM社さまの夏休み親子企画、研究所見学に参加しに横浜駅まで出掛けましたので、せっかくだからと日比谷松本楼でカレーを食べて参りました。
駅直結のビルの中にあり、場所も都合が良かったのです。
松本楼。レトルトでも結構良いお値段で出している、老舗の有名店。という印象。
期待大で伺いました。

お店はこざっぱりとしたナチュラル志向のお洒落な内装。
時間が少し早かったのですが、客層はセレブリティな感じのおばさまが中心。

レトルトでも出ているシーフードカレーが食べたかったのですが、シーフードカレーはフライが標準装備なようで、揚げ衣に中り易いわたしは、こちらはなくなく断念。
野菜カレーもミックス茸っぽいものが入っていてドキドキでしたが、ウェイトレスさんに聞いたところ、アレルゲンである舞茸は入っていないそうで、こちらの野菜カレーを頼みました。
シーフードはツレが頼んでくれました。
というわけで、野菜カレーをいただいたのです。

やってきたカレーは、ライスとルゥが別盛りな仕様。
きれいな白い食器です。
ライスの上には油通しした大き目カットのお野菜が色鮮やかに飾ってありました。
赤パプリカと黄色パプリカで縞模様を描いた傍らに、牛蒡、南瓜の薄切りに、ブロッコリーとプチトマト。
野菜の量としてはそれほど多くはないはずですが、一つ一つが大ぶりなのと色目が鮮やかで美しいのとで、物足りない気はしませんでした。
そこにカレーを一匙ずつかけ、食べてみます。

おおおおお。
お店の雰囲気、盛りの美しさも寄与しているかもしれませんが、これは上品で上品過ぎない美味しい洋食カレーです。
わたし洋食カレーには結構採点厳しいのですが、これは多分美味しい。

野菜の甘みと思しきほんのり甘い濃い旨み。スパイスではない、辛くもない、所謂「洋食カレー」 の味がしっかりしてる。
野菜ブイヨンの味というか。
香りもそう。出汁っぽい香りが強めで、インドカレー的なカレー香とは全然違う。
スパイス入ってるの? と聞きたくなる穏やかさですが、でもちゃんとカレーっぽい。
一歩間違えると尖った塩味が出やすいイメージのある欧風・洋食系のカレーですが、これはそういう自己主張的なものがなくて、ルゥ全体が一体感がある。
美味しい。

でももう少し辛くても良いかも。
辛い方がカレーっぽいんだけどな、なんて思いながら食べ進めていたのですが、半分くらい進んだところで…… 違和感が。

あれ? 口の中が 辛 い !

そうなんです、食べ進めていくとじわじわと口の中に辛味が蓄積されて、美味しい辛さが急に立ち上ってくるのです。
と言っても、刺激的な辛さではなく、体感的には「中辛程度、少し辛口に寄った方」 という程度の刺激ではあるのですが、きちんと辛さが口に残る。
マジックか! という面白い体験でした。
結論。
さすが名前が徹っているだけのことはあり、美味しい。
交通便利のおしゃれな内装のちょっとお高く見せるお店で、おデートにもまた良いかと思いました。

ツレがシーフードフライカレーを頼んでくれたのでルゥをちょっと分けてもらったのですが、このシーフードカレーがまた絶品でした。
野菜カレーよりもさらにまろやかな感じで、塩系の辛さは感じるものの、スパイス的なカレー辛さはなさそうでした。
シーフードの濃厚な旨みが前面にもりもりと出た、お出汁を食べてるかのようなカレー、という表現が適当かと。
でもちゃんとカレーっぽくて、ほんと旨いわーお上品な洋食の味がした。

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