2018年2月1日木曜日

名東区 / エブリデーカレーハウス 2回目

先週行ったばっかりなのに、再び行ってきました。
「本場のバングラデシュ人が作る本格インドカレー」の店、エブリデーカレーハウス。

■ 食べたもの
ランチセット 980円
サラダ、カレー2種(ほうれん草、キーマともに辛口)、ライス、ナン(オプションでピザナン)、デザート(シロップ漬けパイン&加糖ヨーグルト)、ドリンク(ホットチャイ)

■ 感想
前回行ったときにピザナンについて質問したら、美味しいよ!とお勧めされたうえピザナンも頼めるオプションナンの無料券いただきまして、せっかくだからとピザナン目当てに行ってきました。
大好きなほうれん草カレーがあるのも前回チェックしていたので、こちらも目当ての一つでした。
というわけで、今回のチョイスカレーはほうれん草とキーマ、ナンはオプション無料券でピザナンをお願いしました。
ピザナンは、事前に聞いていたとおり、ナンの生地にたっぷりの玉ねぎとピーマンを乗せたもの。トマト味のピザソースもたっぷり。チーズもしっかり。
具材が多くて豪華でして確かに美味しいのですが、カレーと合うか、というとちょっと微妙(笑)
そして、せっかくの美味しいナンの生地の味が具材の強さに押されて味わえず、そういう意味でもちょっと微妙(笑)
これだけで食べるならいいけど、カレーと一緒にナンの素朴な美味さを味わいたいなら、ちょっと不向きかなと思いました。
カレーと一緒に味わうなら、プレーンのナンか、せめてチーズとかバターとか、そこまでカレーの邪魔しないお味を選ぶのが良さそうです。
でも、小倉ナンとかドライフルーツナンとか、チョコチーズナンとか、気になるものいっぱいあるんですけど(笑!)

で。サラダ、ライス、デザートは前回と同じなので割愛。
カレーも、小さなカトリでワンプレートに配置されて出てきたとこまでは一緒。
ちょっと違ったのは、前回は海老もビーフも良く似た感じのトマトベースだったのに対し、今回キーマは…… たまねぎベース?黄色いソースであったこと。
トマト系以外でも出てくるんだ!ちゃんとベースソース変えてるんだ!と確信持てたのが発見でした。
黄色い、甘みのある、ちょっとじゃがいもかと思うような風味のついたキーマカレー。辛口で頼んだはずだけど、甘みが強くまろやかで、あまり辛さは強くない。
生姜の千切りっぽいものが入っていましたが、生姜の風味はあまり感じなかったかな。
なんか、ジャガイモっぽいような丸い甘みが強かった気がする。
挽き肉は入っていましたが、多くは無かったです。つぶつぶと、緩めのソースに沈んでる感じ。
ドライタイプのキーマではなく、しゃばしゃば系でした。
美味しかったので文句はないですが、肉系ガッツリのキーマを想像するとちょっと肩透かしなのでご注意ください。
そういえば、千種のモンティマハルや、閉店しちゃった中区のサフランも、こんな感じの汁気多めのタイプのキーマだった。あ、伏線です。

で、ひるがえってほうれん草カレーは、こちらは当然緑のほうれん草ベースのカレーソース。
なんですが、不思議な青苦さがあり、抹茶とか蓬とか菜の花とか青汁とか、なんかそういう不思議なお味。えぐくはないんだけど、青い味がする。
味の傾向で言うとわたし苦いものって好きなので、はっきり言ったら超好きな味。でも、ほうれん草カレー、という感じの味ではなかったかも。
ほうれん草カレーって、苦いものない印象だもんね。苦い、っていう系統なら、苦いの通り越して「えぐい」になっちゃうし、冬のほうれん草なら「甘い」になるし。
そういう意味ではすごく変わった味。青苦い。でも好きな味。美味しい。
しかもこちらはキーマカレーと違って、辛さもしっかりあります。
上に掛けられた生クリームは多めでしたが、チリオイルっぽい赤みがゆるっと浮いた緑の青苦いソースは、しっかりと辛い。
美味しいなあ。ほんと好きな味。好みより少し辛い、という一口目の印象が食べていくうちに弱まって、あーちょうどいい辛さ!というレベルに変化して落ち着いてゆく、この不思議な食べ心地。
好きだ。
と思いながらいただいていたら、もったりめのソースの底に、なんか大きい塊がありまして。
…… でっかい鶏肉はいってる!!!!
ほんと大きい。一口だと大口開けなくちゃ、というレベル。かといって、スプーンで切ろうと思ったら、弾力があってうまく切れない。
大きなお肉だなあ、まあ良いや、一口で行っちゃおう!と意を決して掬い取り、スプーンで口に放り込みました……ら!!!!
ももももももっちもち!もちもちしてる!肉が!!!!!
これは、今は無き、あの、あの閉店しちゃった中区のサフランのほうれん草カレーの鶏肉と同じ食感ではないか!!!!!
キーマの肉の少ないウエット感といい、ほうれん草カレーのこの肉質といい、なんだポストサフランか!(伏線回収)
期せずして、大好きだった今は無きサフランの面影と再会。それでいて、ほうれん草カレーの独特な苦味は独自路線で超好み。
なんだこの店。素敵過ぎる。
そしてそして、加えまして、今回頼みましたドリンクのホットチャイ。前回がお砂糖甘すぎたので「砂糖抜きでできますか?」とお願いしたら、お砂糖抜きで作ってくれまして。
これがまた。フェンネルっぽい甘い香りが濃厚に漂いつつもちゃんと無糖。ミルクすっきりめ、紅茶濃い目の好きな雰囲気の熱々チャイで。
ああああああもう!どれだけ好みを突いてくるんだよ!と悶えたくなりました。
最高。この店最高。

相変わらず人懐こいシェフがお話し好きで居心地のいいお店でして、また少し雑談しましたついでに、いろいろと聞いてみました。
なぜ、売り文句が「本場のバングラデシュ人が作る本格インドカレー」なのか。
バングラデシュカレーじゃないの?と聞きましたら。
シェフ、答えて曰く。

「本国の味は油っこくて、日本人の口には合わない……」

とのことでした。
日本人の女性は僕らから見ればみんなすごくきれい!太ってない!
バングラデシュの女性は横幅がでっぷりするの…… ご飯が油っこいから(遠い目)
僕も油っこいのあんまり好きじゃないし、インドカレーも本場の味はギーとか使って油っこいけど、インドカレーって言う方が(アレンジがしやすくて、というような意味で、だと思う)良いの。
…… というお話でした。
油っこいと日本人は胃もたれしやすい、って言うもんね。
「本格インドカレー」ではあるけれど、口に合うようにいろいろ考えていらっしゃるようです。

また、シェフがこちらにいらしたのは愛知万博のときだそうです。
日本語全然しゃべれないのに万博会場に働きに来て、日本人に言葉とか助けてもらって、それ以来こっちに住んでます、というお話でした。
日本語、今は上手ですよね、と言ったら(本当にすごいネイティブな感じに操る)
「しゃべるのはいいけど、全然書けません…… 可哀相……」
と自分を哀れんでいて、なんか可愛かったです(笑)

そんな感じの気さくで面白いお話し好きのシェフさんです。
お料理も美味しくて、のんびりできて居心地良くて、大変お気にいり。
次は豆カレー食べに行きたい(!)


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